イカメタルをやってみて思うことは「アタリがもっと明確に出てほしい!」ということ。
イカのアタリは「どんッ」とはっきりしたものや、「モヤモヤ~」っとしたものまで多岐に渡ります
すべてを感知できるアタリセンサーを持っていれば話は別ですが、一般的なアングラーにとってはアタリ感度を高めることが数を伸ばす近道です。
そこで、簡単にアタリ感度を高める方法の1つとして「リーダーにこだわる」という方法があります。
意外と盲点になっている部分ですので確認していきましょう。
それではいってみよう!
イカメタルにおすすめなリーダーの種類
イカメタルにおすすめなリーダーの種類は「エステルライン」or「フロロカーボンライン」です。
ナイロンラインだとアタリがボケてしまうのでおすすめしません。
お徳用の仕掛けセットは、フロロカーボンで作られたものが多いですね。
フロロカーボンで作った仕掛けでも十分手元まであたりは伝わります。
しかし、更に感度を高めたい人におすすめするのは、「エステルライン」です。
イカメタルにエステルラインを使うメリット
イカメタルにエステルラインを使うメリットは
伸びないため感度が良い
ということです。
エステルラインは他のラインに比べて、イカのアタリがダイレクトに竿先に出ます。
次の表はエステルラインとフロロの初期伸度を比較したものですが、明らかにエステルの方が伸び無いことが分かると思います。
そのため、感度を高めたければリーダーや仕掛けにエステルラインを使うとアタリの感じ方が全く変わってきます。
フロロからエステルに変えるだけなのですが、
・イカが小さい時の分かりづらいアタリを取れる
・低活性時や食い渋り時の弱いアタリが竿先に出やすくなる
・フッキングがダイレクトにスッテに伝わる
などなど、たくさんのメリットがあります。
すごい!
このわずかな変化を察知できるかどうかで、釣果が変わる時があると思いますのでイカメタルでエステルラインを使う意味は大きいでしょう。
エステルラインのデメリット
エステルラインのデメリットは次の3つです。
・クッション性が無いので身切れする可能性あり
・傷にはめっぽう弱い
・糸が硬いためリグを結びづらい
感度が高いメリットの裏返しですが、クッション性はほとんどありません。
そのため、イカが掛かった後、無理に巻き上げてしまうと身切れする可能性があります。イカが激しく引いている時は、巻き上げをストップしたり、ドラグを緩めに設定したりするとよいです。
次に、フロロと違い、根ズレにはとても弱いことがあげられます。根がかりしてしまった場合は必ず、傷が入っていないかを確認して、入っていれば面倒でも交換するようにしましょう。
また、実釣とは関係ありませんが、エステルを使って仕掛け作りをする場合は、糸が硬いため作業しづらい場合があります。特に4号以上の太いラインを扱うときに感じやすいです。
ただし、一度結節してしまえば結節強力はフロロカーボンよりも高いので、本来の糸の強さを保てます。
以上のようなデメリットがありますが、感度との天秤にかけたら感度をとるかな?と個人的には思います。
言われているほどデメリットは感じない(体験談)
イカメタルのリーダーに必要な太さ
イカメタルに使うリーダーは本線が3~5号、エダスが2~4号を使います。
本線よりもエダスの号数を落とすのが一般的ですが、複数個リーダーを買うのはコストがかかりますので本線と同じ号数でもOK。
エダスが太いと、本線と絡みづらいという効果もありますので一概にダメとはいえません。
むしろサンラインの仕掛けは、幹糸よりもエダスのラインの方が太めに設定されていますね。
ただしエダス側のスッテが、根がかりしたor大型魚に食われたなんて時は、仕掛けまるごとロストする可能性があることだけは覚えておきましょう。
レアケースですがね
イカメタルのリーダーに最適な長さ
イカメタルのリーダーはPE側は何cmでもOK!
あまり短すぎると仕掛けを巻き込んだり、結びづらかったりするので、50cm~ひとヒロくらい取れば十分でしょう。
それよりも重要なのが、仕掛けそのものの長さです。
オーナーのサイトが分かりやすいので参考に掲載します。
本線の長さやエダスの長さは、状況によって変えるのが良いです。
特に浮きスッテのリーダーの長さは重要なポイントになります。
上の図にあるように、エダス10cmを基本として、活性が高ければ「短め」、活性が低ければ「長め」のものに交換するようにしましょう。
特に激渋の時や船が激しく揺れている時なんかには、長めのものでないと全くあたりが出ないこともありますので、長めのものは1つ常備しておくのがおすすめです。
リーダーの色
リーダーの色って釣果に関係あるの?
よく分かりません(笑)
正直なところ、リーダーの色で釣果が変わるかと言われれば、よく分かりません。
でもピンクが多いですよね。
それには理由があって、ピンクは人間の眼からは見えやすく、イカの眼からは見えにくいようです。
そのため、ワンランク上のラインを使っても警戒されないのだとか。
イカの目は色盲だという記事もあれば、人間よりも多くの色を識別できているなんていう研究もあり、真偽の程は私には判断できませんでした。
だだ1つ言えることは、ピンクでも問題なく釣れるし、クリアーでも釣れるということ。
好みの方を選択して良いと思います。
イカメタル仕掛けの自作方法
イカメタルの仕掛けは自分で作ることが可能です。
自作したものであれば、エダスの長さや本線の長さは個人でカスタマイズできますので、一通り用意することができますね。
しかも意外と簡単!
長さの基準は、各メーカーから販売されている仕掛けを参考にすると良いと思います。
一度購入して、実際に見てみると「あー、こんなパーツを使ってるんだ」なんて思わぬ発見もあります。
以前に自作する様子を記事にまとめましたのでそちらを参考にしてみてください。
イカメタルにおすすめなリーダー10選
イカメタルにおすすめなリーダーについて選抜しました。
感度重視ならエステルライン、ある程度の伸びも必要と考えるならフロロカーボンを選ぶとよいと思います。
サンライン イカメタルリーダー SV-I
イカメタルリーダーSV-Iは、シリコーンを混合させて耐摩耗性を強化したエステルラインです。
同船者と仕掛けがオマツリしてしまった時や、糸が流されて船べりに擦れた時にあっけなく切れてしまうエステルの弱さを補って、ラインブレイクを軽減。
イカから見えないと言われる「マジカルピンク」カラーを採用し、太ラインでも安心して扱えます。
よつあみ テレフター
テレフターは知る限り最もコスパに優れるエステルライン。
ハリが強いエステルラインはエダスの本線がぐるぐるに絡まるのを防ぎ、一度癖が付いても指でしごけば元通りになるのが特徴。吸水性もなく品質劣化しにくいため、傷が付いていなければ何度か繰り返して使用可能です。
値段は安くても十分使えるおすすめリーダー。透明とピンクの2色をラインナップします。
ダイワ 紅牙 リーダーEX Ⅱ タイプF
紅牙リーダーEX ⅡタイプFは、魚に見えないステルスピンクカラーのフロロカーボンリーダー。
適度な張りは残しつつ、扱いやすいミディアムソフトな質感で仕掛けが作成もらくらく可能。
スプールバンドが付属するため、糸のバラケを抑制し、きれいに収納できる点も魅力です◎
バリバス ショックリーダー[フロロカーボン]
バリバスのショックリーダーは柔らかめで仕掛けが作成しやすいショックリーダーです。
イカメタルにおいては、張りの強いラインが使われますが初心者には扱いにくく、仕掛けの結節が上手くいかずにスッポぬけてしまうことも。
バリバスのショックリーダーはしなやかで扱いやすいため、PEラインや仕掛けとの結節がきれいに決まるのが魅力。
当然フロロの耐摩耗性や低伸度はそのままなので、イカメタルにも十分に使えます。
クレハ シーガーグランドマックス
シーガーグランドマックスは最強の摩耗強度を持つフロロカーボンリーダーです。
張りやコシもシリーズ中最も強いためエダスにした時のフレア感はエステルラインに迫ります。
不意の大物や、外道の魚の鋭い歯にもある程度の耐性を持つリーダーはコレ以外には無いでしょう。
クレハ シーガーR18フロロリミテッドハードBASS
バス釣りのストラクチャー攻略に使われる硬めのフロロカーボンライン。
専用のリーダーではありませんが、張りやコシは強く、シリーズ最強の耐摩耗性を持つためイカメタルにはピッタリ。
80m巻なのでトータル的にはコスパ良しです。
サンライン Shooter
サンラインのShooterは、タイプ別に最適化して作られたフロロカーボンライン。
細いライン(3~9LB)はフィネススペシャル、やや太めのライン(10~20LB)をマリオネットスペシャル、太め(22~30LB)をパワースペシャルとして、それぞれ使うリグ毎の操作性に合わせて設計されています。
イカメタルには、バイトがダイレクトに伝わりやすい「マリオネットスペシャル」がおすすめ。
バス用のラインといえど、強さ、感度共に侮れません。
DUEL TBカーボン ショックリーダー
TBカーボンショックリーダーは、耐摩耗性や耐ショック性、強度などのトータルバランスに優れるフロロカーボンリーダー。
プロアングラーが様々な環境下で実釣を繰り返して「穫れるフロロ」に仕上げています。
糸フケを抑制する「ジャストストッパーPATENT」機構で、仕掛けづくりが非常にやりやすいです。
サンライン アジーロ 船ハリスSV-I
アジーロ船ハリスSV-Iは、魚やイカから見えない「マジカルピンク」を採用したフロロカーボンハリスです。
糸グセがつきにくい張りのある糸のため、エダスなどが本線に絡みくくなっています。
表面加工を施し、結び目がシッカリと締め込めるのも魅力です。
100m巻きでコスパも最強レベルなので、大量に仕掛けを作成したい人には最適のハリス。
シーガー 船ハリス
シーガーの船ハリスは、「強さ」と「しなやかさ」のバランスが取れた高コスパのフロロカーボンハリス。
水に近い屈折率のクリスタルクリアカラーを採用し、魚の警戒心を緩和するように設計されています。
「とにかくコスパを重視しながらある程度の強さもほしい」という人にはおすすめです。
まとめ:感度重視ならエステル
今回の記事では、イカメタルのリーダーの特徴や選び方について紹介してきました。
イカのように繊細なアタリを取っていく釣りには、低伸度で感度が高いエステルラインを使うと良いです。
アタリを感知する回数が増えれば、おのずと釣果はUPします。
ぜひ色々なラインを使って、自分にぴったりなラインを見つけてみてください。
それではまた!
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